呪力じゅりき)” の例文
荒唐無稽こうとうむけいとしか思われない事ですが、兼ねてあの婆の怪しい呪力じゅりきを心得ている泰さんは、さらに疑念を挟む気色もなく、アイスクリイムをすすめながら、片唾かたずを呑んで聞いてくれるのです。
妖婆 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)