呉蘭ごらん)” の例文
序戦は、その主力と馬超の部下、呉蘭ごらん任双じんそうの兵とから開始され、その第一戦に、任双は討たれ、呉蘭は敗走した。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
驚いて引っ返すと、蜀の呉蘭ごらん、馬超などが、いつのまにか斜谷のふもとへ出て、退路を断とうとしているらしい。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ほどなく、劉璋の嫡子劉循りゅうじゅん、その祖父呉懿ごい、二万余騎をひきいて、雒城へ援けにきた。この軍のうちには、蜀軍の常勝王といわれた呉蘭ごらん将軍、雷同らいどう将軍なども加わっていた。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)