“呉清源”の読み方と例文
読み方割合
ごせいげん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
双葉山や呉清源ごせいげんがジコーサマに入門したという。呉八段は入門して益々強く、日本の碁打はナデ切りのウキメを見せられている。
太宰治情死考 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
兄がいま尊敬している文人は、日本では荷風かふうと潤一郎らしい。それから、支那しなのエッセイストたちの作品を愛読している。あすは、呉清源ごせいげんが、この家へ兄を訪ねてやって来るという。
(新字新仮名) / 太宰治(著)
この日林町のモミヂといふ旅館で、呉清源ごせいげん八段をかこんで、文人碁客の座談会があつた。豊島与志雄、川端康成、火野葦平に私といふヘボ碁打である。
勝負師 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)