吾輩ぼく)” の例文
「しかし武男なんざ親父おやじが何万という身代をこしらえて置いたのだから、頑固だッて正直だッて好きなまねしていけるのだがね。吾輩ぼくのごときは腕一本——」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)