トップ
>
吾儕
>
われ/\
ふりがな文庫
“
吾儕
(
われ/\
)” の例文
吾儕
(
われ/\
)
の
事業
(
しごと
)
が
是丈
(
これだけ
)
に揚つて来たのも、一つは君の御骨折からだ。斯うして君が居て下さるんで、
奈何
(
どんな
)
にか我輩も心強いか知れない。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
汽車は
大仁
(
おほひと
)
へ着いた。修善寺通ひの馬車はそこに旅人を待受けて居た。停車場を出ると、
吾儕
(
われ/\
)
四人は直に馬車屋に附纏はれた。
伊豆の旅
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
瀬川君さへ居なくなつて了へば、後は君、もう
吾儕
(
われ/\
)
の天下さ。どうかして瀬川君を
廃
(
よ
)
して、是非其後へは君に
座
(
すわ
)
つて頂きたい。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
畢竟
(
つまり
)
一緒に
事業
(
しごと
)
が出来ないといふは、時代が違ふからでせうか——新しい時代の人と、
吾儕
(
われ/\
)
とは、
其様
(
そんな
)
に
思想
(
かんがへ
)
が合はないものなんでせうか。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
この娘の出て行つた後で、A君が、「修善寺に比べると女中からして違ふネ。
吾儕
(
われ/\
)
の前へ來るとビク/″\してる。」
伊豆の旅
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
日暮に近い頃、
吾儕
(
われ/\
)
は散歩に出た。門を出る時、私は宿の内儀さんに逢つた。「此邊には
山芋
(
やまのいも
)
は有りませんかね。」
伊豆の旅
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
吾
漢検準1級
部首:⼝
7画
儕
漢検1級
部首:⼈
16画
“吾儕”で始まる語句
吾儕幸得此埔遊
吾儕共
吾儕家
吾儕方
吾儕等