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吝嗇漢
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りんしょくかん
ふりがな文庫
“
吝嗇漢
(
りんしょくかん
)” の例文
予が社会よりは
吝嗇漢
(
りんしょくかん
)
と
罵
(
ののし
)
られ、婚約者アンネマリーとの結婚さえも延期せざるを得ざる現在の状態は、そなたのよく知るところであろう。
グリュックスブルグ王室異聞
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
外へ出るとすぐに、去定は「
吝嗇漢
(
りんしょくかん
)
」と云って唾を吐いた。それから三軒廻ったのだが、機嫌の直るようすはなかった。
赤ひげ診療譚:05 徒労に賭ける
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
にも
拘
(
かか
)
わらず
吝嗇漢
(
りんしょくかん
)
というか、次弟を町奉行所の書記に出し、三弟は
家扶
(
かふ
)
の代役に使い、四番めの昌平などは
七日七夜
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
小出の家には慥かに金がある、父の又左衛門は偏執的な
吝嗇漢
(
りんしょくかん
)
で、ひそかに金貸しまでやっていた。
雪と泥
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
別れるときマッチだけ返してもらったが、急に耳の遠くなった老人は、二度も三度も私の云うことを
訊
(
き
)
き返し、そのため私は自分がひどい
吝嗇漢
(
りんしょくかん
)
になったような、恥ずかしさを感じた。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
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別れるときマッチだけ返してもらったが、急に耳の遠くなった老人は、二度も三度も私の云うことを
訊
(
き
)
き返し、そのため私は自分がひどい
吝嗇漢
(
りんしょくかん
)
になったような、恥ずかしさを感じた。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
吝
漢検1級
部首:⼝
7画
嗇
漢検1級
部首:⼝
13画
漢
常用漢字
小3
部首:⽔
13画
“吝嗇”で始まる語句
吝嗇
吝嗇家
吝嗇坊
吝嗇者
吝嗇奴
吝嗇屋
吝嗇爺
吝嗇臭