“只戦”の読み方と例文
読み方割合
ひたわなな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは、と驚くと、仔細しさいござります。水を一口、と云う舌もこわばり、唇は土気色。手首も冷たく只戦ひたわななきに戦くので、ともかく座敷へ連れよう……何しろ危いから、こういうものはと、竹槍は明が預る。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)