古鉈ふるなた)” の例文
そのあとから薪割用の古鉈ふるなたひっさげた元五郎親爺が、びっこ引き引き駆け出したが、これも森の中の闇に吸い込まれて、足音一つ聞こえなくなった。
いなか、の、じけん (新字新仮名) / 夢野久作(著)