古迹こせき)” の例文
余は高いこの影を眺めて、いつの間にか万里の長城に似た古迹こせきそばでも通るんだろうぐらいの空想をたくましゅうしていた。すると誰だかこの城壁の上を駆けて行くものがある。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)