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くちもと
ふりがな文庫
“
口頭
(
くちもと
)” の例文
忽然
(
こつぜん
)
として眼が嬉しそうに光り出すかと思う間に、見る見る
耐
(
こら
)
えようにも耐え切れなさそうな微笑が
口頭
(
くちもと
)
に浮び出て、
頬
(
ほお
)
さえいつしか
紅
(
べに
)
を
潮
(
さ
)
す。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
紳士は
俄然
(
がぜん
)
大口を
開
(
あ
)
いて肩を揺ッてハッハッと笑い出し、丸髷の夫人も
口頭
(
くちもと
)
に
皺
(
しわ
)
を寄せて笑い出し、束髪の令嬢もまた
莞爾
(
にっこり
)
笑いかけて、急に袖で口を
掩
(
おお
)
い、
額越
(
ひたえごし
)
に昇の貌を眺めて眼元で笑った。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
口
常用漢字
小1
部首:⼝
3画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“口頭”で始まる語句
口頭機関
口頭試問