口綿くちわた)” の例文
口綿くちわたらしい双子ふたこの着物の小ざっぱりしたのを着て、い立てらしい彼女の頭にも紅い絞りの切れが見えた。鼻の低いのをきずにして、大体の目鼻立ちはお六よりも余ほどすぐれていた。
半七捕物帳:11 朝顔屋敷 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)