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取付
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とっつ
ふりがな文庫
“
取付
(
とっつ
)” の例文
そうして右手の
取付
(
とっつ
)
きの部屋の前まで来ると、そこに今一人待っていた看護婦が扉を開いて、私たちと一緒に
内部
(
なか
)
に這入った。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
その姿を一目見るが早いか、女は何の
取付
(
とっつ
)
きもなく、和尚の前へ手をついて、震える声を抑えながら、「
私
(
わたし
)
はこの子の母親でございますが、」
捨児
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
実ア
私
(
わっち
)
ア寒さの
取付
(
とっつ
)
きで困るから嚊をだしに二三両強請ろうと思って来たんだが、お
前
(
めえ
)
さんの拳骨で打たれた時は身体が痺れて口も何も利けなくなったが、妙な所を打つんだねえ
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
そうしてその
取付
(
とっつ
)
きの百姓家の蔭から、田に添うた桑畑の若い葉の間を、女と並行した方向に曲り込むと、急に身を伏せて、獲物を狙う
獣
(
けもの
)
のように、線路の方へ走り出したが
空を飛ぶパラソル
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
國「寒さの
取付
(
とっつ
)
きに立派な人に
打
(
ぶ
)
たれて仕合せよ、悪い跡はいゝやい」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
付
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“取付”で始まる語句
取付端
取付虫