“叉銃”の読み方と例文
読み方割合
さじゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
叉銃さじゅうしてくさむらに煙草を吹かしながら大欠伸あくびをしたり、草原に寝転んでその辺に枝もたわわに実っている野生の葡萄ぶどうに口を動かしたりしているのであった。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
舗石の上に鳴ってる佩剣はいけん、多くの叉銃さじゅう、砲口を町の方へ向けて発射するばかりになってる、兵営の前の大砲、それらのものに彼は憎悪の念をいだいていた。
叉銃さじゅうや、動いてる銃剣や、駐屯ちゅうとんしている軍隊などが、そこに見えていた。しかし野次馬は一人もそれから先に出ていなかった。そこで交通がとだえていた。