“叉杖”の読み方と例文
読み方割合
マタブリ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其処は、叉杖マタブリ風になつた辻で、北から来て、つき当つた鋭角の先に、地蔵堂の大きなのがあつて、たばたの地蔵さんと言うた。
折口といふ名字 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此杖を叉杖マタブリと言ふ。昔は乞食房主が此を持つて歩いた。此は西洋にも、何処にでもある形で、物を探つて行く為のものである。杖には根がある。
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)