“さじゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
叉銃80.0%
佐十20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
叉銃さじゅうや、動いてる銃剣や、駐屯ちゅうとんしている軍隊などが、そこに見えていた。しかし野次馬は一人もそれから先に出ていなかった。そこで交通がとだえていた。
兵士達は、駅前の広場で叉銃さじゅうして背嚢をおろした。営舎がきめられるのを待った。彼等は、既に、内地にいる時よりも、言葉も、行動も、気性自身が、荒ッぽく殺気立っていた。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
雨の中に立っておお元気なり。早速足ごしらいをして飛び立つ。案内者を一名雇う。佐十さじゅうさんという頑強日光一の案内老爺おやじ負梯子おいばしごに一行の荷物をのせて雨中を出かける。