参詣道さんけいみち)” の例文
またぞろ八神殿しんでん参詣道さんけいみちに、ヒョロヒョロとあらわれて、あッちへ当り、こッちへ当りちらし、かたで風をきってくる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
表鳥居の参詣道さんけいみちをまッすぐにのぼって、岩船いわふね山の丘、高津の宮の社頭に立ってみると、浪華なにわの町のいらかの上に朝の空気が澄みきって、島の内から安治川辺の帆柱の林の向うに、武庫むこの山影も
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)