参得さんとく)” の例文
朝になって横山参得さんとくを呼んだ。呉服橋ごふくばしに住む医者で、喜兵衛が癆痎になって以来のかかりつけだったが、診察をして帰るとき、送りに出たおしのにそっと首を振ってみせた。
五瓣の椿 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)