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厭離
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えんり
ふりがな文庫
“
厭離
(
えんり
)” の例文
人間というものはそう長生をするものではない。よって、濁世を
厭離
(
えんり
)
し、自然山川の清い風光に接見しつつ、仏道を修めねばならぬ、というのである。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
三九
濁世
(
ぢよくせ
)
を
厭離
(
えんり
)
し給ひつることのうらやましく侍りてこそ、
今夜
(
こよひ
)
の
四〇
法施
(
ほふせ
)
に
随縁
(
ずゐえん
)
したてまつるを、
四一
現形
(
げぎやう
)
し給ふはありがたくも悲しき御こころにし侍り。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
夜ふけて、わが子の行末を思う
佗
(
わび
)
しさがこの世への
厭離
(
えんり
)
の念を
唆
(
そそ
)
るわけでもあるまい。
親馬鹿入堂記
(新字新仮名)
/
尾崎士郎
(著)
厭
漢検準1級
部首:⼚
14画
離
常用漢字
中学
部首:⾫
19画
“厭離”で始まる語句
厭離庵
厭離焉馬
厭離一切娑婆世界