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印伝
ふりがな文庫
“印伝”の読み方と例文
旧字:
印傳
読み方
割合
いんでん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いんでん
(逆引き)
父親は思案にあぐねて来ると、道楽をしていた時分
拵
(
こしら
)
えた、
印伝
(
いんでん
)
の煙草入れを角帯の腰にさして、のそのそと路次を出て行った。行く先は大抵決まっていた。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
懐中煙草が一つ——
印伝
(
いんでん
)
の
叺
(
かます
)
に
赤銅
(
しゃくどう
)
の
虻
(
あぶ
)
の金具を付けた、見事な品を町役人は平次に渡しました。
銭形平次捕物控:149 遺言状
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
甲州は海を有たない山国で、甲府はその
盆地
(
ぼんち
)
に位する都であります。町を歩いて店を
覗
(
のぞ
)
きますと、他の国には見かけないものが二つあります。一つは
水晶細工
(
すいしょうざいく
)
で一つは「
印伝
(
いんでん
)
」であります。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
印伝(いんでん)の例文をもっと
(6作品)
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“印伝”の解説
印伝(いんでん、印傳)とは、印伝革の略であり、羊や鹿の皮をなめして染色を施し漆で模様を描いたもので、袋物などに用いられる。名称はインド(印度)伝来に因むとされ、印伝の足袋が正倉院宝庫内に見られ、東大寺に文箱が奈良時代の作品として残る。
(出典:Wikipedia)
印
常用漢字
小4
部首:⼙
6画
伝
常用漢字
小4
部首:⼈
6画
“印伝”で始まる語句
印伝革
検索の候補
印伝革
鹿皮印伝
“印伝”のふりがなが多い著者
柳宗悦
徳田秋声
中里介山
野村胡堂