“南磧”の読み方と例文
読み方割合
みなみがわら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小学時代に、夏が来ると南磧みなみがわらに納涼場が開かれて、河原の砂原に葦簾張よしずばりの氷店や売店が並び、また蓆囲むしろがこいの見世物小屋がその間に高くそびえていた。
涼味数題 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
おおぜいで提灯ちょうちんをつけて夜の町を駆けまわり、また時々は南磧みなみがわら繩奪なわうばい旗奪いの競技が行なわれた。
読書の今昔 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)