卓子つくえ)” の例文
彼は、黙々として卓子つくえの前に坐った。と、手元に彼の使っている白い封筒がふくらんで、きちんと、置かれているのに気がついた。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
実は斯く言ふ予自身も翁に対して数々しばしば不快の念を抱いた者だ。或時翁と新聞社の卓子つくえの上で衝突した。原因は忘れたが、何でも予が生意気なことを言つたに相違ない。
大野人 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
七時五十分、母屋おもやの六畳をいて、きよい白布をかけた長方形の大きな低い卓子つくえを東向きに直した。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)