“午吉（うまきち）” の例文
店に寢るのは午吉（うまきち）といふ三十前後の煙草切の職人と小僧の與助だけ、これは十四といふにしては少し智慧の遲れた、ノツポの少年です。
銭形平次捕物控：170 百足屋殺し (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)
「関（せき）といいました。草加（そうか）の百姓午吉（うまきち）の子ということで育ち、浅草に引っ越して、もう十年にもなります」
銭形平次捕物控：109 二人浜路 (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)
「關（せき）と言ひました。草加（さうか）の百姓午吉（うまきち）の子といふことで育ち、淺草に引越して、もう十年にもなります」
銭形平次捕物控：109 二人浜路 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)
「お関の親父の午吉（うまきち）は、浅草で荒物屋をしているようだ。町所を訊いて、捜し出してくれないか」
銭形平次捕物控：109 二人浜路 (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)
「お關の親父の午吉（うまきち）は、淺草で荒物屋をして居る樣だ。町所を訊いて、搜し出してくれないか」
銭形平次捕物控：109 二人浜路 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)
「それぢや縛つて了ひませう。人別を拔いて、午吉（うまきち）殺しで處刑（しよけい）すれば」
銭形平次捕物控：109 二人浜路 (旧字旧仮名) ／ 野村胡堂(著)
「宇佐川鉄馬、御用だぞ。お篠を殺し、午吉（うまきち）を殺したのはお前だ」
銭形平次捕物控：109 二人浜路 (新字新仮名) ／ 野村胡堂(著)