“十念”の読み方と例文
読み方割合
じゅうねん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さかしらは御無用じゃよ。それよりは十念じゅうねんなと御称え申されい。」と、嘲笑あざわらうような声で申したそうでございます。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その上人をめあてに集まる近国の有象無象うぞうむぞうども、そこに一つの仕組みがあるんだ、上人は上人でお十念じゅうねんを授けている間に、こちとらはこちとらで自分の宗旨を弘める分のことよ
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)