はこ)” の例文
そこには同じ大理石の上に、かの聖なるはこを曳きゐたる事と牛ときざまれき(人この事によりてゆだねられざる職務つとめを恐る)
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
日本にも『書紀』二五、大化改新の際朝廷に鐘を懸け、はこを設け、憂え諫むる人をして表を匱にれしめ、それでも聴き採られざる時は憂訴の人、鐘をくべしと詔あり。
眞中まなかに光りて瞳となるは、聖靈の歌人うたびとまちより邑にかのはこを移しゝ者なり 三七—三九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)