“劉喨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りゅうりょう75.0%
りうりやう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ステージも照明もない音楽、社交も、気取りもない音楽が、我らの白紙の心に、レコードを通して劉喨りゅうりょうと響いたのである。
時にまた、レールの上、十二、三インチの空間をあけて、かの直径七十吋余の截断刃せつだんじんが、むなしくその霊妙音を放って、ただに劉喨りゅうりょう粛々と空廻からまわりしているのである。その旋転光。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
藤左衞門は幾度か氣を變へて途中から止さうとしましたが、唇は笛の歌口に膠着かうちやくして、不氣味な調べが劉喨りうりやうと高鳴るばかり。