“りゅうりょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嚠喨79.2%
劉喨12.5%
流潦4.2%
瀏喨4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恰も我々が美妙なる音楽に心を奪われ、物我相忘れ、天地ただ嚠喨りゅうりょうたる一楽声のみなるが如く、この刹那いわゆる真実在が現前している。
善の研究 (新字新仮名) / 西田幾多郎(著)
時にまた、レールの上、十二、三インチの空間をあけて、かの直径七十吋余の截断刃せつだんじんが、むなしくその霊妙音を放って、ただに劉喨りゅうりょう粛々と空廻からまわりしているのである。その旋転光。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
払う者涵澹然かんせんぜんたり(八) また新治の地なる者暴雨流潦りゅうりょうの経る所にうがごとし(九)
茶の本:04 茶の本 (新字新仮名) / 岡倉天心岡倉覚三(著)
次に誦経じゅきょうの声の瀏喨りゅうりょうとして実に聞心地ききごこちのよい事、問答の方法の活発なる事、古代美術のやや自然的であるということ、まずこれらでございましょう。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)