制馭せいぎよ)” の例文
この偏想家とすこぶる説を異にしたれば、その云ふ処に一々首肯する能はざれど、仏蘭西詩壇一部の極端派を制馭せいぎよする消極の評論としては、やや耳を傾くきもの無しとせざるなり。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)