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利目
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きゝめ
ふりがな文庫
“
利目
(
きゝめ
)” の例文
続いてこれが喜劇の材料にされた話などをしてゐるうちに漸く療法の
利目
(
きゝめ
)
が出て、さつきとり落した煙草を拾ひあげながら
村のストア派
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
凡
(
すべ
)
て女の運動といふものは勝手口にも政治界にも
利目
(
きゝめ
)
のあるもので、添田氏は手もなく頭を引込めた。お蔭で一郎氏の地盤は先づ保証される事になつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
それに父親もその娘も自分を聖者のやうに思つてゐて、自分の祈祷に
利目
(
きゝめ
)
があると信じてゐるのが嬉しかつた。
パアテル・セルギウス
(新字旧仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
そつと手を
廻
(
まは
)
して真相を探つて見た抔といふ滑稽もあつた。事実が分つて以後は、代助の所謂
好
(
す
)
いた女は、梅子に対して一向
利目
(
きゝめ
)
がなくなつた。代助がそれを云ひ
出
(
だ
)
しても、丸で取り合はなかつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
御老中へ駕籠訴をするのが一番
利目
(
きゝめ
)
があったそうでございます。
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
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尚更
利目
(
きゝめ
)
は鮮やかだらうよ。
山彦の街
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
利
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
“利目”で始まる語句
利目無之