判官はうぐわん)” の例文
一歳ひととせ法勝寺御幸の節、郎等一人六条の判官はうぐわんが手のものに搦められしを、厭離おんり牙種げしゆ欣求ごんぐ胞葉はうえふとして、大治二年の十月十一日拙き和歌の御感に預り、忝なくも勅禄には朝日丸の御佩刀おんはかせをたまはり
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
大衆間の判官はうぐわんびいきの反動として、世の識者の間には、頼朝を偉人として認める人が多いが、幕府の統制強化のためとは云へ、義経、範頼を初め眷属功臣を殺すこと、百四十余人に及ぶと云はれる彼
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)