“初簟”の読み方と例文
読み方割合
はつたけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
離れ/″\の松の樹が、山の端に登つた許りの朝日に、長い影を草の上に投げて、葉毎に珠を綴つた無數の露の美しさ。秋草の香が初簟はつたけの香を交へて、深くも胸の底に沁みる。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)