切阿きりづま)” の例文
その壁が大きな長屋の建物の切阿きりづまと出会ってる角の所には、下の方に三角形の大きな築塀ついべいがついていた。
それは外から見ると百姓家くらいの小ささだったが、実際は大会堂ほどの大きさをしていた。側面の切阿きりづまで通りに面していて、そのために外観の狭小をきたしているのだった。
その切阿きりづまを切り取り、そうして街路にまた新たな引っ込んだ角をこしらえていた。