切傷きず)” の例文
五、六ヵ所の切傷きずがあった。「かような有様でございます」それから彼は左腕を捲った。七、八ヵ所の切傷きずがあった。「この通りでございます」それから彼はスッポリと、両方の肌を押し脱いだ。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)