“分蘗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぶんけつ50.0%
ぶんげつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっとも一坪に四千本も植えて、それぞれを普通に分蘗ぶんけつさせては、穂と穂とがぶつかって、穂だらけになってもまだ余ることになろう。
稲の一日 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
この樹はよく根元から芽を吹くものゆえその分蘗ぶんげつによって容易にこれを繁殖さす事が出来るのである。嫩葉は紫色で初夏枝頭にそれが芽出つ際はその観大いに他樹と異っている。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)