出立でた)” の例文
腹掛はらがけだけをヅタツと謂ったり(北飛騨きたひだから能登のと)、はかまだけをデンタツというところもあるが(秋田県)、元来は「出立でたち」だから、仕事着の全体を一括していうのが正しいのである。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ひとしきり飛び連れ下りるさうぞきの、さて出立でたつらむ。
ひとしきり飛び連れ下りるさうぞきの、さて出立でたつらむ。
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)