“出立点”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅったつてん66.7%
しつたつてん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
代助はこの迂遠（うえん）で、又尤（もっと）も困難の方法の出立点（しゅったつてん）から、程遠からぬ所で、蹉跌（さてつ）してしまった。
それから (新字新仮名) ／ 夏目漱石(著)
しかし人間らしくない意味をＫに納得させるためにその言葉を使い出した私には、出立点（しゅったつてん）がすでに反抗的でしたから、それを反省するような余裕はありません。私はなおの事自説を主張しました。
こころ (新字新仮名) ／ 夏目漱石(著)
代助は凡ての道徳の出立点（しつたつてん）は社会的事実より外にないと信じてゐた。
それから (新字旧仮名) ／ 夏目漱石(著)