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出世間
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しゅっせけん
ふりがな文庫
“
出世間
(
しゅっせけん
)” の例文
途々
(
みちみち
)
母は口を
極
(
きわ
)
めて洋行夫婦を
褒
(
ほ
)
め
頻
(
しきり
)
と
羨
(
うらや
)
ましそうなことを言っていましたが、その言葉の中には自分の娘の余り
出世間
(
しゅっせけん
)
的傾向を有しているのを残念がる意味があって
牛肉と馬鈴薯
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
出世間
(
しゅっせけん
)
の欲もださず、いつかまた葛木や光麻呂に逢える日のあることを信じ、泰文の遠縁にあたる
白女
(
しらめ
)
という
側女
(
にょうぼう
)
を相手に一日中、
蔀
(
しとみ
)
もあげずに写経ばかりして暮していた。
無月物語
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
出世間
(
しゅっせけん
)
の欲もださず、いつかまた葛木や光麻呂に逢える日のあることを信じて、花世と泰文の遠縁にあたる
白女
(
しらめ
)
という
側女
(
にょうぼう
)
を相手に、
蔀
(
しとみ
)
もあげずに、一日中、写経ばかりしていた。
無月物語
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
“出世間”の意味
《名詞》
出世間(しゅっせけん)
(仏教)世俗を離れ、迷いや煩悩を絶ち悟りの境地に入ること。また、その境地。
(出典:Wiktionary)
“出世間”の解説
出世間(しゅっせけん)とは、煩悩などのけがれに汚染された、この世界の全ての存在を世間というのに対し、それを超越しているものを指す。現代日本語の「出世」「立身出世」の由来。
(出典:Wikipedia)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“出世間”で始まる語句
出世間的