凹入おうにゅう)” の例文
人間その他多くの動物の胚子はいしは始めは球形である。そうして、その一方が凹入おうにゅうして壺形になるのが発生の第一階段である。
空想日録 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
すなわち、前面が凸出とっしゅつする点の速度が減じ、凹入おうにゅうした点の速度が増し、かくして自動的に調節が行なわれ、その結果として始めて円形が保たれるものと思われる。
自然界の縞模様 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)