“凍割”の読み方と例文
読み方割合
しみわ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
草屋根の軒から落ちるしずくは茶色の氷柱つららに成って、最早二尺ばかりの長さに垂下っている。夜になると、氷雪の寒さが戸の内までも侵入して来た。時々可恐おそろしい音がして、部屋の柱が凍割しみわれた。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)