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冒頭
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ふりがな文庫
“
冒頭
(
のっけ
)” の例文
「
冒頭
(
のっけ
)
から善人だと女に云われ、何んの疑がいもなくぶつかって来られたなア、今夜のお蘭ちゃんが初めてだ。……礼云うぜ」
猿ヶ京片耳伝説
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
吾輩は
冒頭
(
のっけ
)
から
生命
(
いのち
)
がけで、この実験に取りかかったものだが、とうとうその実験の
煽
(
あお
)
りを喰って、自分自身が、自殺にまで追い詰められる事になって……イヤ。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
商人はまず
冒頭
(
のっけ
)
に、自分は僅か一停車場しか隔てていない、我が領地へ出かけるのだといいだした。
クロイツェル・ソナタ:01 クロイツェル・ソナタ
(新字新仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
二三十金は
資本
(
もとで
)
を入れる了簡で、
媒介親
(
なこうどおや
)
と頼まんければ成らぬと思いまして……最う少し万事に届く方と思ったが、
冒頭
(
のっけ
)
に姓名を明かされては困りますねえ、実に恥入る
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
冒頭
(
のっけ
)
に関東と言い出されたので、七兵衛は小間物屋の面を見ながら
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
“冒頭”の意味
《名詞》
冒 頭(ぼうとう)
その文や話の始まりの出出し。
物事の始め。のっけ。単独で副詞的、他の語句と合わせて副詞句的にも用いられる。
(出典:Wiktionary)
冒
常用漢字
中学
部首:⼌
9画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“冒”で始まる語句
冒
冒涜
冒険
冒涜的
冒險
冒険者
冒頓
冒險者
冒険譚
冒進