“円円”の読み方と例文
読み方割合
まるまる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
表の眼だけを見ていると、そのいつも近眼鏡の下に温和おとなしく瞬いていて子供のように円円まるまるしてそこに狡猾さも毒毒しさもなかった。
性に眼覚める頃 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
そのときはもうシロは奥庭にはいって円円まるまるとねていた。母は困っていたが、私がああした嘘をつくことをしらなかった。しまいには、出入の大工にたのんで母は放させたが、やっぱり帰って来た。
幼年時代 (新字新仮名) / 室生犀星(著)