内悶ないもん)” の例文
けれど、お綱に恋をし、お綱の恋をうけいれていいかどうか、その思判力しはんりょくを失わないだけが、弦之丞の無表情に見える内悶ないもんの苦しさであり、お綱には、がゆいもだえであった。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)