トップ
>
兼平
>
かねひら
ふりがな文庫
“
兼平
(
かねひら
)” の例文
刀は侍の大切のものだから、よく気をつけるものだが、刀は関の
兼平
(
かねひら
)
だが、源兵衛へ貸した時、
鍔元
(
つばもと
)
より三寸上って折れた、それから刀の目ききを稽古した。
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
先ほど、通りこえた
須原
(
すはら
)
の
宿
(
しゅく
)
には、木曾将軍の四天王、今井
兼平
(
かねひら
)
の
砦
(
とりで
)
の
址
(
あと
)
があるところから「
兼平
(
かねひら
)
せんべい」を軒並み売っていたため、とうとうそこでは、お通が根負けして
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
驚いた義仲は、
依田城
(
よだのじょう
)
を出ると、信越の境にある熊坂山に陣をとり、信濃国善光寺に着いた頼朝のところへ、乳母の子で、腹臣の家来でもある今井四郎
兼平
(
かねひら
)
を使者として送った。
現代語訳 平家物語:07 第七巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
いまの喧嘩は仕方がねえ、それ川柳点にもあったじゃねえか、
死水
(
しにみず
)
をとるは
兼平
(
かねひら
)
一人なりって、小勝さんじゃねえが一番おしまいの土壇場へいって真心で師匠に尽しゃそれでいいんだ。
小説 円朝
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
また、ケンカの時源兵衛にかしてやった関の
兼平
(
かねひら
)
が
鍔元
(
つばもと
)
から三寸上で折れていた。刀は侍の大切なものだから、こいつは気をつけなくちゃアいけないと気がついて、それ以来刀のメキキも稽古した。
安吾史譚:05 勝夢酔
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
“兼平”の解説
兼平(かねひら)は、青森県弘前市の大字で、旧中津軽郡岩木町の大字。郵便番号は036-1332。
(出典:Wikipedia)
兼
常用漢字
中学
部首:⼋
10画
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
“兼平”で始まる語句
兼平屋