“兼平屋”の読み方と例文
読み方割合
かねひらや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此処へ伯母が出て来て、幾片かの鳥目を恵んでやつたが、後で自分にかう話した。——アレはお夏といふ女である。雫石しづくいしの旅宿なる兼平屋かねひらや(伯母の家の親類)で、十一二の時から下婢をして居たもの。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)