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具足町
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ぐそくちょう
ふりがな文庫
“
具足町
(
ぐそくちょう
)” の例文
炭町、
具足町
(
ぐそくちょう
)
の家々の
庇
(
ひさし
)
の朱いろの矢のように
陽線
(
ひかり
)
が躍り染めて、冬の朝靄のなかに白く呼吸づく江戸の騒音が、聞こえ出していた。
釘抜藤吉捕物覚書:13 宙に浮く屍骸
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
あれは確か安政
午
(
うま
)
年の十二月、歳の暮にしては暖い晩でした。和泉屋というのは大きな
鉄物屋
(
かなものや
)
で、店は
具足町
(
ぐそくちょう
)
にありました。
半七捕物帳:03 勘平の死
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「親——親分え、
具足町
(
ぐそくちょう
)
の
徳撰
(
とくせん
)
の——若えもんでごぜえます。ちょっとお開けなすって下せえまし。とんでもねえことが起りましただよ、え、もし、藤吉の親分え。」
釘抜藤吉捕物覚書:10 宇治の茶箱
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
京橋
具足町
(
ぐそくちょう
)
の和泉屋という金物屋の奥座敷。
初午
(
はつうま
)
祭の素人芝居の楽屋になっているていで、そこには鏡台が幾つも列んで、座蒲団などもある。衣裳
葛籠
(
つづら
)
がある。鬘がある。
勘平の死
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
具
常用漢字
小3
部首:⼋
8画
足
常用漢字
小1
部首:⾜
7画
町
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
“具足”で始まる語句
具足
具足櫃
具足師
具足戒
具足持
具足下
具足屋
具足着
具足開
具足円満