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其処
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ソコ
ふりがな文庫
“
其処
(
ソコ
)” の例文
旧字:
其處
その後、自身の家の中でも、又
廬堂
(
イホリダウ
)
に近い木立ちの陰でも、或は
其処
(
ソコ
)
を見おろす山の上からでも、郎女に向つてする、ひとり語りは続けられて居た。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
さうして
其処
(
ソコ
)
で、まどろんで居る中に、
悠々
(
ウラウラ
)
と長い春の日も、暮れてしまつた。嬢子は、家路と思ふ
径
(
ミチ
)
を、あちこち歩いて見た。脚は
茨
(
イバラ
)
の
棘
(
トゲ
)
にさゝれ、袖は、木の
楚
(
ズハエ
)
にひき裂かれた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
だが、其がほんとは、どんな織物になることやら、
其処
(
ソコ
)
までは想像も出来なかつた。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
其
漢検準1級
部首:⼋
8画
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
“其処”で始まる語句
其処此処
其処等
其処辺
其処彼処
其処許
其処々
其処中
其処迄
其処是処
其処等中