“全職”の読み方と例文
読み方割合
たけもと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お迎えに向った太田ノ判官全職たけもとの強請により、本院(光厳)はぜひなく、法勝寺ノ塔の辺までらっして行かれたが、急にそこで、御病気を言いたて、わざと
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だからとくに今日は、監視をきびしくし、太田ノ判官全職たけもとをして、はやくから御所をかこませ、いなやの仰せにかまわず、叡山へお供するようにと、すでに内々の御厳命であった。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)