“たけもと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
全職33.3%
武元33.3%
竹本33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お迎えに向った太田ノ判官全職たけもとの強請により、本院(光厳)はぜひなく、法勝寺ノ塔の辺までらっして行かれたが、急にそこで、御病気を言いたて、わざと
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だからとくに今日は、監視をきびしくし、太田ノ判官全職たけもとをして、はやくから御所をかこませ、いなやの仰せにかまわず、叡山へお供するようにと、すでに内々の御厳命であった。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「右近将監武元たけもと殿の、お屋敷へ丁寧にお送りいたせ」
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
竹本たけもと」や「常磐津ときはづ」を初めすべての浄瑠璃じやうるりは立派に複雑な感激をあらはして居るけれど、「音楽」から見れば歌曲と云はうよりは楽器を用ゐる朗読詩とも云ふべく、咄嗟とつさの感情に訴へるにはひやゝか過ぎる。
黄昏の地中海 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)