入陽いりび)” の例文
初夏の厚い霞を着た入陽いりびは、緋の真綿に包んだ茶盆のように大きい。麓の遠い村々にはもう夕べの炊さんの煙が、なびいている。
わが童心 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)