“入谷町”の読み方と例文
読み方割合
いりやまち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右の方は言問橋ことといばし左の方は入谷町いりやまち、いずれの方へ行こうかと思案しながら歩いて行くと、四十前後の古洋服を着た男がいきなり横合から現れ出て
濹東綺譚 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
さめやのおじさん。」と踊子たちは呼んでいるが、丼飯をつくる仕出屋しだしやで鮫屋などという家は、六区ろっくの興行町にも、公園外の入谷町いりやまち千束町せんぞくまち裏路地うらろじにもないそうだ。
勲章 (新字新仮名) / 永井荷風(著)