兄上このかみ)” の例文
「もし兄上このかみをはじめ、妻子一族まで、呉侯のためにちゅうせられたら、孔明はどんな面をして、独り世に生き残っておられましょう……哀しいかな、このきずな。ああ苦し、この事の処置」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「このお方は、孔明軍師の兄上このかみです。およしなさい」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「先生の兄上このかみが、蜀へ来たそうではないか」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)